『新青年』研究会
Society for the study of Shin Seinen” Official Site


『新青年』研究会について
『新青年』研究会は、雑誌『新青年』とその時代の文芸、文化に関心を持ち、これを愛好し研究する会員の集まりです。
相互に尊重の上、ともに協力して研究し、各自の研究成果を発表し会員間で内容を深める場として例会と機関誌を設けています。

1986年に発足した研究会は、1988年に作品社から『新青年読本』を発行した後、自然散会の様相を呈していましたが、1990年に会員有志が再結集し、新会員も加えて第二期とも言うべき活動が始まりました。

月1回(年10回)の例会では、研究発表、講師を招いての講演会、情報交換などをしています。1991年11月に機関誌『『新青年』趣味』を発刊し、現在(2018年3月)まで18号(+別冊1、欠号1)を数えています。
機関誌には、会員の研究発表、エッセイ、資料紹介、会員の近況などが掲載されており、交流の場として機能しています。
『新青年』研究会の歩み
1986(昭和61)年 『新青年』研究会(第1次)を設立する。
1988(昭和63)年2月
『新青年』読本

『新青年』研究会編『『新青年』読本  昭和グラフィティ』(作品社)刊行。

同年12月、第2回大衆文学研究賞(研究・考証部門、大衆文学研究会主催)を受賞する。
1990(平成2)年7月 『新青年』研究会(第2次)を設立する。
1991(平成3)年11月  機関誌『『新青年』趣味』創刊。   >>機関誌

湯浅篤志「私と「『新青年』趣味」─思い出すことなど」
(『『新青年』趣味』第5号より再録)
* 『『新青年』趣味』創刊当時の熱気を伝える回顧録です。
1992(平成4)年7月  叢書『新青年』(博文館新社)の刊行を開始(第1期全5巻)。

『久生十蘭 遁走するファントマ 』久生十蘭著、
 監修:江口雄輔・川崎賢子、1992・7

『渡辺温 嘘吐き(ラ・メデタ)の彗星 』渡辺温著、
 監修:浜田雄介・谷口基、1992・10

『聞書抄 まだ見ぬ物語のために』
 湯浅篤志・大山敏編、1993.6

『小酒井不木 「幻想有理」の探偵劇』小酒井不木著、
 監修:天瀬裕康・長山靖生、 1994.4

『谷譲次 言語表現の遠心力』谷譲次著、
 監修:川崎賢子・江口雄輔、1995.4
叢書『新青年』
1997(平成9)年7月   佐藤春夫シンポジウムを開催。
1999(平成11)年10月  江戸川乱歩シンポジウムを開催。
2000(平成12)年7月 海野十三シンポジウムを開催。
2001(平成13)年11月 「医学と探偵」シンポジウムを開催。
2002(平成14)年3月 
k-file

『K-file 渡辺啓助を偲ぶ』を発行(B6版、82頁)。
渡辺啓助一周忌の偲ぶ会で配布。
2003(平成15)年5月  横溝正史シンポジウムを開催。
2004(平成16)年
6月
10月

中井英夫シンポジウムを開催。
江戸川乱歩・小酒井不木往復書簡集『子不語の夢』(皓星社)
出版協力。
2005(平成17)年5月 企画展「日本探偵小説の父 森下雨村」(高知県立文学館主催)協力。
2007(平成19)年10月 トークショー「久生十蘭を語る―没後50年・全集刊行に向けて」開催。
2009(平成21)年1月 『横溝正史探偵小説選』完結&『横溝正史研究』創刊記念トークショー共催。
2013(平成25)年
2月
11月
12月

YouTubeに「乱歩で散歩」(Rampo de Sanpo)」アップ開始。
文学フリマに初参加、以後恒例となる。
『『新青年』趣味』、Amazonで取り扱い開始(14号から)。
2014(平成26)年 『『新青年』趣味』の判型をB5版からA5版にリニューアル(15号から)。
2021(令和3)年4月
『新青年』名作コレクション

『新青年』研究会編『『新青年』名作コレクション』(ちくま文庫)刊行。

探偵小説の牙城として多くの作家を輩出した伝説の総合娯楽雑誌『新青年』。創刊から101年を迎え新たな視点で各時代の名作を集めたアンソロジー。


(目次)
1章 探偵小説壇の成立
2章 花開くモダニズム
3章 探偵小説の新展開
4章 戦時のロマンティシズム
5章 新時代の夢
補章 『新青年』ナビ

現在に至る
Copyright (C) 2018  『新青年』研究会. All Rights reserved
inserted by FC2 system